タフ・ラブ(枯れない愛)②
2024年09月24日 10:36
「条件つきの愛情」を防ぐためにも
「祈る」という行為が必要です。
わが子のうかがい知れぬところで、
陰ながらわが子の健やかな回復、
問題解決を祈るのです。
“うかがい知れぬ(陰から)”という
ところが大切です。
わが子に期待しようがありませんね。
知らないわけですから。
見返りを期待しない無償の愛の実践です。
これを「タフ・ラブ」と言います。
最も崇高な思いやりです。
この対極にあるのが、「共依存」です。
互いに見返りを期待しあい、
その見返りによってしか、自分の存在を
確認できないようになってしまう関係です。
その結果、相手にもたれかかり、
互いが互いを手放しません。
自立を阻む最も怖ろしいものです。
この「共依存」の呪縛に陥らないためにも、
真摯に祈ってください。
祈る際は、天でも神でも宇宙でも
星に向かってでもいいです。
個を超えたものに対して、感謝して祈るのです。
何を感謝するのかと言うと、
「生かされ、学ばされている」ことに対して、
感謝するのです。
ストレス学説を提唱したハンス・セリエ博士は、
ストレスに克つ方法として、
「東洋の感謝の原理」と述べました。
心に癒しを与えるのは、“感謝”です。
生まれてこの方、命と空気はあたりまえ
のようにあり、改めて感謝したことは
ないのではないでしょうか。
どれだけありがたいかは、
しばらく呼吸を止めてみれば分かります。
ほどなく死んでしまいます(笑)。
呼吸さえ、意識せずとも、勝手に身体が
してくれています。
“生かされている”ことにお気づきでしょうか?
ですから、生かしている存在(個を超えたもの)
に対して、感謝する姿勢をもってみてください。
陰(見えないところ)ながら
生かして下さっている存在に
「お陰さまで、ありがとうございます」と
感謝してみてください。
きっと、癒されますよ。
そして、人生は常に学びの機会を
与えてくれています。
わが子の不登校、ひきこもりも
学ばされていると捉えられれば、
現状を受け入れられます。
学びは、成長という恵みを与えてくれます。
親の成長が、子どもの現状打破、問題解決を
実現できるのです。
癒しのための五つの原理①から、
間接的アプローチについてお話しして
参りました。
子どもに何をしていくかといった
直接的アプローチよりも、
親が自分をどうするのかという
間接的アプローチがより重要だ
ということがご理解頂けたでしょうか?
これらが実践できれば、
解決までモチベーションを維持でき、
子どもの反応に一喜一憂することも
少なくなります。
是非、実践(頭と手と足を動かす)
してみてください。
*********************************************
家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
*********************************************