タフ・ラブ(枯れない愛)①
2024年09月21日 07:09
最後の⑤「祈る」についてお話ししましょう。
これは、見返りを期待しない自分を作る
ことが目的です。
親が真っ先に動くことだということが
ようやく自覚でき、動き出したものの、
そうやすやすと子どもは、(期待通りに)
動いてはくれません。
もとより、動けないから苦しんで
いるのですから。
「これだけしてあげているのに・・・」
という気持ちが出てきたら、
注意信号です。
もう既に、押しつけ、恩着せになって
しまっています。
子どもたちが、健全な自己愛をもてなく
なってしまっている原因の一つにあるのが、
「条件つきの愛情」というものです。
これは、よほど注意しておかなければ、
どこの親御さんでもしてしまっていること
なのですが、どういうものかと言いますと、
親の期待に応えた時にだけ、ほめたり、
機嫌をよくすることです。
あまりにも顕著に、手柄を立てた時と
そうでない時との対応が違うと、
子どもは「ありのままでは認めてもらえない」
と解釈してしまいます。
「うまくいこうが、いくまいが、
そのままを認めてくれている」という安心感
があってこそ、健全な自己愛が育ちます。
条件をつけられては、自分の存在そのものを
肯定できなくなるのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
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