ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

癒しのための五つの原理①

2024年09月15日 06:43

思い通りにわが子が改善されないことで、

親御さんが先にあきらめてしまっている

ことも少なくありません。

それを避けるために必要なことを

述べてみましょう。


 

 

ご家族にとっての

「癒しのための五つの原理」です。


認める 

求める 

委ねる 

行動する 

祈る


の五つです。

 


 

先ず①の「認める」

これは、現状に対して変化を起こせない

自身の無力さを認めるという

ことです。

 


 

不登校・ひきこもりは習慣の病です。

変化を恐れ、昨日と先月と昨年と同じ

過ごし方を繰り返していくことで、

悪習慣となり、そこから脱することが

できなくなってしまっています。




できないでいることを認めきれないままで

いると、②の「求める」ということを

しません。

わが子のやる気、意志に頼りきり(依存)

自らが変化を起こすための行動を

取れずにいる無力さをしっかり認める

ということです。

 


 

そのことを認めきれてこそ、

②の「求める」ができます。

「求める」は、人との縁と機会を大切にして、

他者の力を求めることです。

自力の無力さを認めるからこそ、

他力を求める姿勢が出てきます。

そこには、謙虚さ素直さといった態度も

必要です。

 


 

私はかねてから、青年たちにも

助けられ上手になりなさい」と言って

います。

自分の能力に自信がもてなければ、

人から協力してもらえる人間になれば

いいんです。

 

 


せっかくの家族や周囲からの手助けを

みすみす振り払うようなことを

してしまっている青年たちが多いのです。

現状改善の手立てが目の前にあっても、

それを求めようとしない。


 

 

「叩けよ!されば開かれん」

「求めよ!されば与えられん」


です。

 

 


これは、親御さん自身もそうです。

受け皿ができているかが大切です。

水(我意)が一杯入ったコップには

何も入りません。

空のコップでこそ、新たなもののが

注ぎこまれるのです。


 

 

求める姿勢がない内に、与えられること

ばかりを期待していないかを振り返って

みてください。

機会を積極的に活用し、

他力(周囲からの助力)との関わりを

求めていきましょう。


(続く)





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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/

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