ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

子育ての過ち?

2024年09月30日 06:38

不登校、ひきこもりに限らず、

非行やいじめなどの子どもに関する問題を

扱う場合、きまって槍玉に挙げられるのは

子育てのあり方です。


 

 

「あんな子育てをするからよ」と、

周囲からは無責任な批判がよく聞かれます。

マニュアル化された子育て論に基づいた

ありきたりの意見であることが多く、

“わが子にかぎって流”

「わが家では絶対にない」という

根拠のない自信(?)を楯に、

まことしやかに理想論が述べられます。

 


 

確かに、子どもを育てていくのは親ですから、

親のあり方に改善を要する適性を欠いた部分

があるのは事実です。


 

 

しかしです。

「ただそれだけか」ということです。

 


 

つまり、親の子育てだけが問題なのか

ということです。




“愛情不足”ということが言われます。

では、子どもが不登校やひきこもりに

なっていない家庭では、当事者家庭に比べ

そんなに愛情深く、模範的な関わり方が

できているのでしょうか?

 


 

もちろん、明らかに不適切な子育ての中で

生じたケースもあります。

ただ、多くが一般的な家庭の在り様から

生じているのです。


 

 

私が講演などで事例をお話ししますと、

一般の参加者の方のほとんどが

わが家に思い当たり、不安になることからも

伺えるのです。




学校の教職員を対象に不登校生徒に関しての

講演を行った際でも、同様の反応が見られます。

講演の途中から、生徒ではなくわが子のことに

心配が向いてしまうのです(笑)。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

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