問題の共有
2025年04月26日 07:20
わが子を問題視すれば、
あたかも「自分は犠牲者」と、
思いかねません。
被害者意識になってしまうと、
相手(わが子)のありようから、
関わりそのものを避けてしまいがちです。
このことが、かえって長期化を
誘因してしまっているのです。
家族側が、わが子が抱えてしまっている
解決すべき問題に意識が向かなければ、
ただただ本人のやる気に依存し、
ありようの改善だけを希い、
黙って待つか、叱責を繰り返す姿勢に
なってしまいます。
「問題」とは、
そのままにはしておけないものであり、
時の経過だけで、改善、解消されるものでは
ありません。
具体的な手立て(行動)を
とらなければならないことです。
しかも、それには痛みや不安が伴っています。
だからこそ、
本人は動きがとれないでいるのです。
わが子が抱えてしまっている問題を
共に背負ってあげて、解決するために、
何をどうしていけばよいのかを
一緒に考えてあげるのです。
自分たちだけで分からなければ、
他人に尋ねることも必要となってきます。
その時に、
抱えている問題の解決を目的とした支援法を
実践している機関を選択し、
引き出し屋のような子どもを問題児として扱う
ようなところは避けるよう注意してください。
学校や就労は、あくまでも生きていく目的を
果たすための手段です。
子どもたちが抱えている問題は、
その「生きていく目的」をも見出せなくして
しまっています。
「問題解決」という視点が、
とても重要になってくるのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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