問題児?
2025年04月23日 06:58
いざわが子が、不登校やひきこもりになっても、
それを受け入れきれるまでに
時間がかかるものです。
ましてや、それからどこかの相談窓口へ
出向くのにも相当の決心がいります。
私共のような相談機関へ、
事が起こってすぐにこられるケースは
ほとんどありません。
だいたい数年は経過しているものです。
その抵抗感の中には、
「相談にいって、わが子が問題児と思われる
のがいやだった」
というものが少なくありません。
親御さんの心境としては、
分かるところもあります。
しかし、ここで
少し考えて頂きたいことがあるのです。
それは、親御さん自身が、
お子さんを問題だと思っていないか
ということです。
誤ってはならないのは、
子ども自身が問題なのではありません。
わが子が早急な改善、解決を要する
「問題」を抱えてしまっているのです。
学校にも行かず、働きもせず、
ひきこもっている子どもの
存在そのものを問題としてしまっていないか
を振り返ってみてください。
存在がうとましくなれば、
「出て行け!」といった対応に
なってしまいます。
「罪を憎んで、人を憎まず」
といった言葉もありますが、
子ども達は、解決すべき「問題」を抱えている
わけであって、存在そのものが問題である
わけではないのです。
ですから、問題が解決さえすれば、
追い出す必要は無くなるわけです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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