活かす(解き放す)愛
2025年04月16日 07:52
ひきこもりから脱するためには、
「自省」と「自律」が必要です。
ひきこもるといった行動しか
とれなくなっている問題は、
本人の責任において解決していかなければ
ならない問題です。
ですから、「自省」と「自律」ができるような
環境・条件を与えていくことが、
親御さんの役割です。
つまり、わが子の
「自らの責任において立ち直る自由」を
守ってあげることが、
親の責任においてなすべき「助け」なのです。
では、その見極めでの誤りは
何が原因で生じるのか?
それは、「愛」の二面性です。
「愛」には、執着する愛と活かす愛があります。
「活かす愛」は、執着する愛と比し、
解き放つ愛と言えます。
ともすると、親のわが子に向けられる愛は、
子に執着しがちです。
わが子に依存し、わが子を自分の幸福感、
満足感の基準、材料に使ってしまいます。
そうなれば、わが子を自分の思うように
仕立て上げようとしてしまいます。
これでは、結局
親が自己に執着してしまっている
ことになります。
わが(私の)子、私が愛おしいから、
愛おしい私の子だからかわいい。
つまり、親の自己愛への執着です。
わが子を自己愛の望むまま仕立て上げようと
すれば、子どもは確実に、押しつぶされ、
窒息し、歪みます。
また、有害な救済によって、骨抜きにされ、
自らを省み、改善点を見い出し、自分を律して、
不安や怠惰心と戦う(克己)ことも
できなくなります。
過剰な世話焼きや甘やかしといった
有害な救済は、
わが子から必要とされたい(嫌われたくない)、
子どもの抵抗する態度で、
自分が傷つきたくないといった、
これもまた
自己愛(自分かわいさ)から来たものです。
責任の肩代わりも同じです。
活かす愛は、わが子を自分の手元から解き放ち、
わが子の個性、存在を活かしていく関わり方を
していきます。
それは同時に、わが子が取るべき責任は、
わが子に任せられることなのです。
ですから、無用な手出しはしません。
執着して、縛るようなことはしません。
これが、わが子の
「自らの責任において立ち直る自由」
を守ってあげるということなのです。
「自省」と「自律」ができないでいて、
「自立」はありえません。
適切な援助は、活かす愛に基づき、
「ひきこもりの問題」を抱えた
当事者である自分を自覚し、
わが子が自省と自律ができるような環境・条件を
与え続けていくことなのです。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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