ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

「ひきこもりの問題」を抱えている自分

2025年04月10日 07:05

前回述べた解決策の提示に加え、

さらに親御さんの責任として行っていくことは、

わが子に気づきのきっかけの機会

与え続けていくことです。




気づきを得て、実行していくのは

子ども自身の責任です。

ですが、そのための環境機会を提供するのは、

親御さんの責任です。

対外生活をせず、閉塞的な環境にしかいない

子どもにとって、親御さんが与えない限り、

気づきを得ることはまずありません。

 

 


ひきこもっているのは、わが子ですが、

「ひきこもりの問題」を抱えているのは、

親御さんです。

もう一度、しっかり自覚されてください。

 


 

「ひきこもりの問題」の責任は、

果たしていかなければなりません。

ですから、「問題」はひきこもっているわが子

であって、自分たちは、そのことで迷惑を被り、

困った事態になっている(犠牲者)という認識は、

誤っているわけです。

 

 

そうではなく、

自分は「ひきこもりの問題」を抱えている

当事者なんだという認識こそが必要なのです。

この認識がないと、事態は確実に長期化し、

わが子が責任を果たすべき「ひきこもり」

の解決が、遠のいてしまいます。




なぜなら、子ども自身に「当事者意識」

「問題意識」をもたせていくことが

出来ないからです。


 

 

責任の見極めと合わせて重要なことが、

適切な援助と、有害な救済の見極めです。




もうお分かりのように、

親御さんの責任においてなすべき

「ひきこもりの問題」の改善が、

適切な援助であり、

子どもに、考えさせない、

行動させない(世話をやく)が、

有害な救済であるわけです。




どうして、その見極めが出来ず、

このような誤りをおかしてしまうかは、

次回、詳しくお話ししてまいりましょう。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

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