信念へのしがみつき
2025年03月31日 07:58
自分自身をなかなか変えられないのは、
自身の信念にしがみついているからです。
わが子の声(訴え)が、耳に入らない
(心に届かない)のも、
自分の思いにしがみついているからです。
周囲からのアドバイスが入らないのも同じです。
それほどの支配的信念が
どこから来ているのかを考えてみましょう。
私たちは、自身の望み(期待、希望、要求)は、
正しいものと思いがちです。
なぜなら、正しいか誤りかの判断の基準が、
自身の快、不快からきているものが
多いからです。
「快」を得られるものを正しいものと
思いがちなのです。
望みは、当然「快」を求めてのものです。
このことが、私たちが知らず知らずに
誤った信念をもってしまう
大きな要因の一つになっているのです。
なぜかと言いますと、
自分にとって不都合なことを実行することは
不快ではありませんか?
そうですね。
めんどくさいことや
何らかの苦痛を感じることは、
当然不快なものですよね。
現状改善や、問題解決、自己の成長のために
行わなければならないことは、
あらかた努力が必要です。
努力には、めんどくささや苦痛が伴います。
現状が厳しければ、厳しいほど、
それを受容するというのも、
大きなエネルギーを必要とします。
だからこそ、
今までの信念が誤っているのかさえ、
見直そうともしないのです。
正しいことだと思い込んでいますからね。
なぜ正しいと思い込んでいるのかは
お分かりですね。
そう、動かない(変えない)方が、
楽(快)だからです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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