受容できるためには?
2025年03月21日 07:28
では、どうやって受容できる自分をつくるか
を述べてみましょう。
ヒントになるものは、以前にもご紹介した
「平安の祈り」です。
神さま私にお与えください
変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものを変える勇気を
そとしてその二つを見分ける賢さを
この祈りが示唆してくれているのは、
変えられるものと変えられないものの
見極めです。
先にも述べたように、私たちの苦悩は、
変えられるものを変えられないと
思い込んだり、
変えられないものを変えられると
勘違いしてしまうことから生じます。
事実として起こったことは、
消えてなくなりはしません。
だからこそ、
「どうにもならない。
どうしても受け容れられない」
となってしまいがちなのです。
ここに実は、改善の余地があります。
皆さんは、普段「現実」によって、
悩み、憂えていたりしていると
思っていませんか?
「えっ?あたりまえでしょう」
「起こったからこそ、苦しいのでは?」
そうですね。
前にも述べました。
次から次へと色々起こる浮世だからこそ、
悩みも絶えません。
ですが、実は、私たちは
現実に起こったことそのもので
思い煩っているのではなく、
そのことから受けた「影響」で
思い煩っているのです。
つまり、同じ「現実」に遭遇しても、
人によって動けなくなる人と、
逆に積極的になる人がいますね。
その違いは、「影響」が違うのです。
影響の度合い、中身(質)が全く違う
ということです。
ここに、
変えられるものと変えられないもの
という視点が活かされます。
お分かりですか?
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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