生きていくということ
2025年02月14日 07:14
前回、自身(親)の介護をひきこもるわが子に
期待している話をしました。
仮にわが子が介護をしてくれたとしても、
それでいいのでしょうか?
友人も恋人もいない人生を送って、
誰からも待たれることもなく一生を終えて、
それで幸せだったと子どもたちは
感じることができるでしょうか?
彼らの生まれてきた意味は
何だったのでしょうか?
私は、以前にある青年との出会いがありました。
その青年は、6年間のひきこもりから脱出し、
専門学校へ進学した中卒の青年です。
当協会で、社会参加のための訓練を重ね、
同世代の友人も複数でき、
母親にもその友人達を紹介しようと
思っていた矢先に、
母親が突然急死されたのです。
専門学校へ入学する直前のことでした。
この青年の背景には、
両親間の不仲(DV)、兄弟の家出、
離散(両親の問題で)など、
すべて書ききれないほどの
劣悪な生育環境がありました。
母親の葬儀には、紹介したかった、
共にひきこもりから脱した友人たちも
参列してくれましたが、
彼は母親の棺に泣きすがりつき、
「生んでくれて、ありがとう!」と
言いました。
無理解な父親から青年を守り、
ひきこもりを脱するきっかけを
作ってくれたのも母親です。
私たち人は皆、
目的をもってうまれてきているはずです。
命は「みこと」と読みます。
みことは、「御言」です。
つまり、意志です。
人は、生きることに意味を見い出し、
価値を求める生き物(活き物)です。
イキイキと活かされているとき、
人は心の傷み(トラウマ)も癒されてきます。
精神分析学のフロイトは、
「健康な人間に出来ることは、
愛することと働くこと」
と喝破しました。
先の青年は、
もう一度親を愛することに目覚め、
友人との間に親愛の情を抱くことも
出来たのです。
そして、将来に向けての目標を見い出し、
専門学校への進学も果たしたのです。
だからこそ母の亡き骸に
「ありがとう」を言えたのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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