有害な手助け
2025年02月04日 07:17
食事を部屋の前まで持っていくことが
習慣になってしまっている家庭もありますが、
そのことが、解決のための何かに
なっているかを考えてみて下さい。
これは、食事に限りませんが、
毎日繰り返していることが、
何らかの解決のための手立てに
つながっているかを
吟味する必要があります。
と申しますのは、
日々繰り返していることと言えば、
多くが何らかの「世話」です。
これは、本人が動かないから
必然的にそうなってしまいやすいのですが、
この「世話」が、
解決の手立てではなく、
親側の感情の満足や処理に
終わってしまっていることが
少なくないのです。
イネーブリングという言葉がありますが、
これは世話やき行為という意味です。
「精一杯わが子のために尽くしているんだ」
と、自分の心を慰めるためだけの行為
になっていないかを振り返ってみるべきです。
動かずとも必要なものが手元に来れば、
人は動きません。
リアルな生活では、必要なものは、
自分の行動で手に入れていかなければ
なりません。
バーチャルなゲームの世界のように、
ボタンひとつで、
目の前に現れることはないのです。
必要以上の手助けは、
現実直視を妨害することになりかねません。
本人の自己判断や自己決定の機会を
奪ってしまうことになります。
適切な援助と有害な救済との区別が
つかなければ、
「小さな親切、大きなおせっかい」
となってしまうのです。
つまり、現状の改善、解決の手立てには
なっていないのです。
やるべきことは、身の回りの世話ではなく、
わが子が抱えている苦悩の解決です。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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