ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

積極的信頼

2024年12月23日 07:26

自己実現者の特徴として

次に挙げられているのは、

対人須関係の中で、

自ら進んで他人に信頼をおき、

相手がこちらの信頼に応える態度を

引き出そうとすることです。




主体的な信頼こそが、相手の信頼を

呼び起こすというわけです。

 


 

「期待効果」という言葉がありますが、

「こう思うから、そうなる」という事。




不登校、ひきこもりの青少年たちは、

元々にせよ、

対人関係での傷つきがあったからにせよ、

相手を疑ってかかることから始まっています。

 


 

「信用できないのでは」

「裏切られるのでは」

という観念が、先に立つようです。

ですから、往々にして

実際にそうなることが多いのです。




相手への不信感や警戒心が、

表情、姿勢、態度に表れるからです。


 

 

「類は友を呼ぶ」という格言もありますが、

自己実現者が親交を深める相手は、

自ずと同じように自己実現している人が多い

とマズローは、述べています。

 


 

互いが自然と親近感をおぼえやすい

ということと、

あえて自分が成長できるよう

そういう人物を選んでいるということです。

ですから、自己実現者は、

決して広い親交があるわけではありません。

 

 


春先に必ず流れてくる

「一年生になったら、友達百人できるかな?」

という歌を諸悪の根元、対人恐怖を招く洗脳

の歌と私はかねて言っております(笑)が、

「友達はたくさんいなければならぬ」

なんて考えは、捨てた方が賢明です。

前に述べましたように、自己実現者は、

躊躇することなく孤高を保つことができます。

 

 


人は、自身の人格の投影によって、

類似性の高い相手を選択する可能性が高いのです。




自分自身が、

「自分は人から信頼されるにあたらない」

「きらわれている」

「陰で笑われている存在だ」と否定していれば、

その気持ちが他者に投影され、

相手からそう思われていると信じ込み、

人を身近にすることができないのです。

(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/

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