孤独好き?
2024年12月08日 21:26
このブログを読んでおられる方は、
もちろん当事者のご家族がほとんどだと
思いますが、
不登校やひきこもりになる青少年たちは、
もともと独りを好む性格なのだろうと
考えておられるかも知れません。
特にひきこもりのように、
数年も社会的交流を断っている状況を
見ますと、
「もともと社交的ではなかったし・・・」
といった具合に、
好んであまり人と接したがらないと
思われても仕方がないかも知れません。
孤独に耐えうる性格だと。
しかし、実際は、耐えているわけではなく、
そうせざるを得ない状況にあるから、
そうしているだけです。
ですから、孤独感というものを
人一倍感じています。
ネットゲームやチャットに興じているのは、
その孤独感を和らげるための
手立てのひとつでもあるのです。
パソコンをはずしてしまおうとする親に対して、
「唯一のつながり(交流)を奪うのかっ!」
と反発する青年もいました。
彼らは、人を求めたが故の傷つきを経験して、
止まってしまっています。
多くあるのは、何らかの挫折や喪失、疎外を
経験していますが、その時に、
痛みを共有したり、共感、支えになってくれる
ような身近な存在に恵まれていなかった
ということです。
いじめなどは、自分が必要とされていない
という意味で挫折体験であり、信頼を失う
喪失体験であり、仲間からはじかれる
疎外体験といった三重苦です。
求めが強ければ強いほど、
それを手に入れられなかった時の痛みは
小さくありません。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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