愛し愛される能力
2024年11月25日 07:09
今回は、自発性、主体性について
お話ししましょう。
私が30年弱、不登校、ひきこもりの
青少年たちと関わってきて、
一番実感するのが、
自発性、主体性に欠けるということです。
彼らは、自分自身の内面を表現することへの
ためらいや、怯えを一様に抱えています。
このことは、長きわたって感情や欲求を
抑圧してきたことを示しています。
感情や欲求を表出することは、
傷つくことであり、危険だと判断している
からです。
したがって、慢性的な不全感を抱え、
ものごとの受け止め方や考え方に
柔軟性がありません。
そのことから怒りの感情が生じた時にも、
健全な表明ができず、うっ積させ、
破壊衝動や暴力行為に及んだりします。
マズローは、自発性の高い人間は、
『愛し愛される能力』に優れている
と、特徴をこう述べています。
「自他を隔てる壁が比較的薄く、
自己の感情はすぐ他人に浸透し、
また他人の感情は容易に感じ取ることができ、
互いに共感をもつことができる。
つまり、他人と同一化し、
共通の感情に生きることが可能なのである。
このような分け隔てのない人格特性は、
周囲の人々にも温かい感情を感じさせる」
と。
『愛し愛される能力』が充分でないと、
人から遠ざかり、また、いじめなどの対象に
なってしまう場合もあります。
では、この自発性が発揮できないのが
なぜかと言いますと、
健全なアイデンティティの未構築
ということに関わってくるのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
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