ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

ありのままに受容する

2024年11月19日 07:24

健康で、自己実現をとげつつある個人は、

自己や他人についても、

またあらゆる事態に対しても

ありのままに受け容れることができます。


 

 

人のもつ短所や長所、

さまざまな特性に対して、

ごく自然にそのままを認め、

受け容れることができるのです。

 


 

不登校・ひきこもりの青年たちで、

自分自身を肯定的に受け容れられている者

は全くいません。

それどころか、自己否定の塊と化しています。

 


 

その背景には、自身の短所を

過度に否定された体験があります。

誰しも、周囲から求められず、

愛されないということは辛いことです。

ですから、周囲から必要とされるために

短所を隠そうとし、

仮面(ペルソナ)をかぶります。

 


 

周囲の期待を読み取り、

自分に対しての評価に過敏になります。

期待に過剰に応えようとするために、

自己を押し殺し、ありのままの自分

見失ってしまうのです。

 

 


期待に過剰に応えるというのは、

周囲が自分に対して

「こうしてほしい」と、思っていることに

沿おうとするということです。

つまり、周囲の都合に合わせようとすること

であり、自身の可能性に対して寄せられる

好意的な期待に対してのものではありません。

 


 

ですから、例えば親から

「うるさいから黙っていてほしい」

というメッセージ(期待)を読み取ると、

もの言わぬ子どもに育ちます。

こういう子は、傍目には、

柔順な聞き分けのいい子に映るのです。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/

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