適確な現実認識
2024年11月17日 07:19
「欲求階層論」にある自己実現の欲求とは、
自分がこうありたいと思うこと、
自分にもっとも相応しいこと、
自分の力を最大限に発揮できること
をやろうとする意欲です。
マズローは、自己実現的人間の特性を
いくつかにまとめています。
今回から、数回にわたってそれを紹介
しつつ、青少年たちが補うべきものを
考察していきたいと思います。
『現実を正しく見、
これと快適につきあってゆく
ことができる』
これは、事実に即した理解です。
しばしば、青少年たちは、
目の前の事実に対して、客観性が不足し、
主観的なとらえ方に囚われ、
自身の歪んだ憶測により、
不安や恐怖を抱えています。
したがって、結果に対して
何らの確証も得られない
これから未来(未知)のことに関しては、
なおさら強い不安感や脅威を感じ、
挑戦することを過度に避けます。
これに対し、
自己実現欲求が満たされている人間は、
未知なるものに対して、豊かな感受性から、
逆に好奇心をもって、
探求していこうとします。
自己信頼感の高さから、
外部からの肯定的刺激に対してのみならず、
否定的刺激に対しても、
主体的な意志により適確な“対応”が
取れるのです。
不登校、ひきこもりの青少年たちの場合は、
外部からの刺激に対しては、
過去のトラウマなどからの条件反射的な
“反応”しか取れなくなってしまって
います。
ですから、同じ否定的(自己破壊的)反応を
繰り返してしまうのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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