適切な態度の見きわめ
2024年11月14日 06:44
不登校、ひきこもりの青少年たちは、
自身の態度が、その場に適切か、不適切か
の判断も充分に分からなくなっていきます。
特に、ひきこもりが長期化していき、
他人のみならず、家族とすら充分な
コミュニケーションがはかられていない場合、
自分のその時の態度が、
相手にどのような感情を抱かせて
しまっているかすら感じ取れなくなって
しまっています。
どう振舞えばいいのかが、分からないで
いるのです。
結果、その場にはそぐわない、
不相応な態度をとってしまい、
周囲に違和感を与えてしまいがちです。
こういう状態の青少年たちに対して、
とかく受動的な対応策を促している
場合が少なくないようです。
「気にしないようにしなさい」
「プラス思考で考えなさい」
「あきらめないとしょうがない」
「頑張ってみなさい」
などです。
これでは、自身をどう変えていけば
いいのかが、全く見えません。
今の状態から、より良い状態になる
ためには、どのように変化していけば
いいのかが、分からなければ
前へ進めないのです。
病理性を対象とした臨床心理学ではなく、
人間の実存性に焦点を当てた
『カウンセリング心理学』では、
人生を不幸にする思考・感情・行動を予防し、
人生を幸福にする思考・感情・行動を学習
することを行います。
青少年たちのみならず、
その家族にも必要なことは、
精神的に健康で、自己実現を果たしている
人たちの欲求満足のあり方、
一定の欲求にもとづいてこれに対して
適切な行動を選ぶ、その選び方を
見習うことなのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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