ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

わが子の問題

2023年11月29日 06:47

「この子の問題ですっ!」


「だから、本人の意欲が出るのを待っていました」


「見守ってあげていたんです」


この言葉もよく聞かれるものです。





私は、そんな時こう申します。


「わが子の問題ですよ」


すると、「えっ?、もちろん私の子ですが」

“この子”が動いてくれなきゃ、どうにもならない」





私は、

「いやいや、この子の問題ではなくて、

お母さん、お父さん、

“わが子”

つまり、お母さんたちの子どもでしょう?」



「だから、“わが”、“私の問題”なんです」


「両親が問題の主体者なんです」


と申し上げるのです。





家族療法で、IP(Identified Patient)

という概念があります。

〈患者とみなされている人〉のことです。



まさに、ひきこもり問題は当事者本人がIP、

患者と見なされ、本人次第、当事者のみが

問題視されてしまっています。



だから、解決の手立てが見つからず、また

手がほどこされても、核心から大きくはずれ、

長期化、深刻化してしまっているのです。





問題解決の主体者は、あくまでも両親であることに気づいてください。



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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

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