ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

本人が来なければだめ?

2023年11月25日 07:07

「ひきこもり」という現象は、

いろんなことを教えてくれます。




当事者本人が動けないということが、

問題解決の最大の障害になっていると

一般的には思われています。




相談窓口や病院で

「本人を連れてきてください」と言われ、

「本人が動けないから相談に来たのに・・・・・」

と落胆し、そこで留まってしまっているケースが

ほとんどのようです。




本人が来たにせよ、

「ひきこもっていては、だめだよ」とでも

言うのでしょうか。




私のところに、当事者本人からSOSが

入る場合があります。

しかし、この場合かえって

支援までたどりつかないことが多いんです。

なぜだと思いますか?




多くが両親の無理解、非協力です。

わが子の〈ひきこもり〉の状態に対して、

あらかた否定的にとらえています。




「とっとと、働けばいいだけの話」

「本人の意志の問題で、

親がどうこうの問題ではない」

「これまで十分なことはしてやっている」

などなどです。




だから、本人が動き出したいと仮に思っても、

その親は特段動かないんです。




だからこそ、本人が動き出したとも言えます。

しびれをきらしたのです。

親に対して。




「なぜ、何もしてくれないんだ!」ってね。





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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

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