ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

隠れひきこもり

2023年11月23日 07:13

ひきこもり(不登校)問題は、現代社会への

重要な警告を発してくれています。


そして、多くの学びを提供してくれます。





メタボリック・シンドロームというものがあります。


“隠れ肥満”という言葉も多く使われましたが、


実は、“隠れひきこもり”がそこかしこに生息


していることを私は10数年前から指摘して


いました。。





「ひきこもりって隠れてるからひきこもりじゃ

ないの?」


という声が聞こえてきそうです。


無理もありません。確かにそうですね。





この意味は、


外出はできる。


挨拶程度だったら人と話せる。


年齢相応の対外生活を送っていないことを

除けば、家の中では普通。


中には、社会人生活(就労)を送っている人も

います。


しかし、他者との間に親密な関係をもつこと

ができず、情報の交換はできても、情感の交流

ができないでいて、慢性的な生き辛さを感じて

生きている人たちを指します。





内閣府が2019年に40歳~64歳のひきこもり

が推計61万3千人いると発表しました。


きっかけになったことは、退職が36.2%、

人間関係の不具合が21.3%といった結果も

示されていました。


もちろん、既婚者もいるわけです。


いわゆる“隠れひきこもり”状態の人たちが、

この中に多数いたことでしょう。


後に、実際にひきこもり始めたということです。





私が“ムサボリック(貪りっく)・シンドローム” 

隠れひきこもりと呼んでいた人たちに見られる

特徴として、自分の世界観の中だけにしか

生きられず、歪んだ自己像から、外界までもが

歪んで見えてしまっている状態にあります。

“貪りっく”は、執着心が強いことを表しています。


外観からは分かりにくい、本人も気づきにくい

ひきこもりです。





もしかしたら、あなたこそそうかも知れません。






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/

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