ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

かねてが肝心

2024年08月28日 10:41

知識や方法を駆使していくときに

重要になってくるところが姿勢態度です。

何らかの手立てを知っていても、

それを実行する人の態度次第では、

充分な効果が現れません。

 


 

例えば、治療法を知っている医者全てが

名医ではないのと同じで、

「病は気から」と言うように、

心の影響が大きい病気といったものは、

医者の態度次第で治療効果がかなり

左右されるものです。


 

 

ひきこもりの相談に訪れたクライアントに

対して、

「うらやましいねぇ、私がなってみたい

ものだ」とか

「三年以上なら無理、無理!」と言って

はばからない医者の態度では、

治すどころか、さらに傷を与えかねません。


 

 

学校でも同じです。

教師から体罰を受けたから、

暴言を吐かれたから傷ついたのではなく、

かねてからのその教師の生徒たちに対する

姿勢と態度次第なのです。


 

 

かねての態度で、生徒たちとの信頼関係が

出来ている教師であれば、

ゲンコツやビンタをもらったところで、

かえって生徒たちは

「自分のことを真剣に怒ってくれた」と

内心うれしいものです。

かねてがかねてだから暴言一つでPTAから

総好かんを食らうのです(笑)。


 

 

では、不登校やひきこもりのわが子に対して

どういう姿勢、態度で臨めばいいのでしょうか。


(続く)





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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

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