間接的アプローチ
2024年08月26日 06:47
前号でご紹介した間接的アプローチを
お話ししましょう。
わが子だけを問題視すれば、
わが子に直接働きかけることばかりを
考えてしまいます。
その努力が期待通り報われれば
(子どもが改善されれば)、
ストレスも少なく、親のモチベーションも
維持できますが、そうでなければ、
親の方が根負けして、場合によっては
心労で倒れてしまいかねません。
あるいは、「もう、だめ」とばかりに
はたらきかけをあきらめ、長期化を招いて
しまいます。
直接的なアプローチは、反応を期待して
しまいます(当然ですが)ので、
こういった結果になり易いのです。
ですから、間接的なアプローチというものが
必要になって参ります。
「北風と太陽」のように、直接強い風で
洋服を吹き飛ばそうとしても無理な話です。
サンサンと太陽が照りつけることで、
暑くなりやがて自ら服を脱ぎだします。
「早く学校に行きなさい!」
「いつまでダラダラしているんだ。
バイトでもしろ!」
と冷たい風を送っても、
ますます心を閉ざしてしまいます。
間接的なアプローチで必要なことは、
温もりを与えることです。
温もりは、安心感と希望です。
安心感と希望を与えることで、
子どもたちは自ら変化を起こしていけます。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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