期待すれば腹が立つ
2024年08月11日 07:17
「こんなに悩んで(困って)いるのに、
なぜ動いてくれないの!」
「あんなに謝ったのに、どうして許して
くれないの!」
「ここまでしてあげたのに、なんて子なの!」
これらは、何らかのはたらきかけを始めた
親御さんから、度々聞かれる嘆きです。
こういった状態が続くと、親の方が先に
ダウンしてしまう場合が多いのです。
長期化してしまったケースでは、
当初色々頑張ったものの、なかなか思うよう
に子どもが動いてくれず、イライラが高じ、
親の方のモチベーションが持続できず、
はたらきかけを止めてしまったのです。
これでは、これまでと何ら変わらぬ
わが子への関わり方になってしまって
います。
どういうことかと申しますと、
見返りを期待してしまっているのです。
「これだけしてあげたんだから、
これだけ変わるべきよ」
という具合にです。
これでは“条件付きの愛情”と同じです。
親の期待に応えた時にだけ、愛してあげる
というものです。
これまで、長年蓄積されてきたダメージに
よって、ひきこもってしまっている状態
ですから、少しぐらい何かしたからとて、
親が期待するほど変化は起こりません。
このような関わりかたでいけば、
早晩親の方が根負けしてしまいます。
長丁場を覚悟して、モチベーションを維持し、
なおかつ変化を起こしていくためには
何が必要かをお話ししてまいりましょう。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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