種々の問題を解決する
2024年07月14日 07:22
当協会の支援形態は、ひきこもりの
治療をするのではなく、ひきこもりを
招いている問題の対処の仕方、解決法を
指導しているのです。
支援の第一歩は何かと申しますと、
問題の整理なのです。
ほとんどの相談者は、
「困ったぁ」とかけつけます。
何から手をつけてよいのか分からない状態、
何が問題点なのか、改善を要することは
何なのかも見えない状態でやってきます。
そこを具体的に整理して、見える状態に
していくところから始めるのです。
当事者自体を何とかしよう、
治そうなどと思うから
「信じて見守ってあげましょう」なんて
無責任なその場しのぎの助言になるのです。
この助言が、どれだけの長期化、深刻化を
招いてきたことか。
その責任を誰も取ろうともせず。
例えば、離婚の相談を弁護士が受けたと
します。
弁護士は、依頼者(妻側としたら)が、
有利になるための法的手段をアドバイス
します。
離婚後生活が困難にならないための
具体的な対策事項を教えてくれます。
心の悩みそのものを癒すことなどしません。
何の問題を解決してあげたら、悩みが
軽減されるかを知っているからです。
同じように私たちは、家庭という土壌を
観察し、そこでの人間関係を読み取り、
何の問題が生じてしまい、子どもの
ひきこもりを招いてしまったかを
見える形にしていきます。
そのことで、様ざまなことが直って
(治るではなく)いき、自然「ひきこもる」
という状態、行動から、「挑戦していく」
という状態に変化していけるのです。
多くの親御さん(また支援者までもが)が、
「こんなに塞ぎこんでいる状態が、
どう治っていくのだろう?」と不思議に
思っているようですが、それは、
“問題を解決する”という視点に立って
いないからです。
心の状態そのものが改善されればと
願っているだけでは、しかも、
時間の経過により自然と癒されていく
のではと思っていても、その願いとは
裏腹に、ただただいたずらに時間が
経過するだけです。
時の経過は、年齢を重ね、社会参加への
ハードルを益々高めるだけで、
さらなる問題を積み上げてしまいます。
ひきこもりからの脱出は、
山積した問題を解決していくことでしか
果たしえないことを知ってください。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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