ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

「責任」の学習

2026年09月18日 06:42

わが子がひきこもったことを


受け容れられないでいる


ことに対しては、


ここでも先ず反省が必要です。




何の反省が必要かというと、


子どもが成しえたことを


自身の評価と捉えたこと。




また、わが子を生きがいとし、


執着、依存してしまったことです。




子どもは子どもです。


自分ではありません。




分身、自分の一部のように


思ってしまえば、


自分の都合や自身が周囲から


評価を受けるために


子どもを乱用します。


独立した人格を認めないのです。




愛おしさのあまり、


自分のすべてが


わが子となってしまいがちですが、




生きがいは


自分の手足を使って


自分が行動していくことで


充たされることであり、


他者が成すことや


他者の存在自体を


生きがいにするのは誤りです。




この反省をふまえ、


親というよりも


一人の人間としての成長を


志していくことを


促していくことが必要です。




子どもにとって


安心できる家庭環境は、


両親が親として人間として


健全に育っていっている家庭です。




「幸福感」といったものは、


何に感じるかは人それぞれですが、


共通しているのは


状態が上向きになっている時です。




つまり、健康でも能力でも


向上しているときに


幸福感は感じられます。




ですから、親自身が


成長・発達を日々感じられていれば、


そこで育つ子どももまた


健全な成長・発達をとげ


幸福感を得られるのです。




親という立場から失脚した


というぐらいに、


罪悪感や羞恥心(世間体による


恥ずかしさ)を感じている親へは、


責任の取り方の学習が


ケアとなっていきます。




「責任のありか」の認識が


不明瞭であるがために、


過度の罪悪感をもち


親自身がひきこもるように


なってしまっていますし、




適切な責任の取り方が


分からなければ、


責任転嫁や責任放棄、


またかえってわが子の自立心を妨げ、


ひきこもりをさらに長期化させて


しまうことになるのです。




そういう意味からも、


「親には責任はありませんよ」


といった無責任な思いやりは、


問題解決への意欲を引き出す


適切なケアには決してならないのです。


(了)






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