無力を覚る
2026年09月15日 07:12
無力感というものは不快なものです。
それが今後も続き、
どうすることもできないと思えば、
誰だって無気力になってしまいます。
ですから、
これはそのまま
ひきこもっている当事者の状態にも
あてはまります。
親のケアを考えていくとき、
この「無力感」に対しては
どう対応していくべきでしょうか?
無力感は「あきらめ癖」みたいな
ものですから、
もちろんこのままには
しておけません。
がしかし、
何でも先ずはありのままに
そのことを受容することが大切です。
ですから、
無力を知る(覚る)ことは
かえっていいんです。
無力を覚れば謙虚になれます。
親が子にもつコントロール幻想は、
親の傲慢さからです。
「わが子のことは一番分かっている」
「子どもは親の言うことを聞くべきだ」
といった慢心が、
子どもを私物化し、思い通りに
動かそうとしてしまいます。
親がわが子を
一個の人格をもった存在と
敬意をもって接することがないと、
軽々と境界線(バウンダリー)を
飛び越え、
子どもの自尊心を破壊します。
ですから、
コントロール幻想を捨てるためにも、
謙虚になった方がいいんです。
ところが、謙虚になるのではなく
「私には親の資格がありません」と
卑屈になってしまう場合が
少なくありません。
これでは、子どもの無茶な要求にも
奴隷のように従う贖罪的な対応に
なってしまいかねません。
ひきこもりが解決するどころか、
死ぬまでひこもりを続けさせる
ことになるでしょう。
謙虚になるためには、
「反省」と「感謝」です。
責任をもって
自分の改めるべきことを認め、
気づかせてくれたことに対して
わが子に感謝することです。
反省はやり直すためです。
やり直しがなければ、
反省ではなく「後悔」です。
後悔では、
最後まで責任もって後始末した
ことにはなりません。
これではわが子に
つけを回したようなものです。
ですから、
無力感に対しては、
感謝ができるようになるケアが
必要なのです。
(続く)
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