ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

親の背中を見ては育たない

2024年05月08日 08:22

子どもたちは一様に人間関係への怯え

をかかえています。

その背景にあるのが、家庭の中での

コミュニケーションの偏りです。


 

 

人間関係のつむぎ方は、成育環境、

主に家庭環境の中で、両親との関わり

からまねび(学び)取っていきます。

つまり、親を真似るのです。

 

 


その中で、感情の表出意見の主張

妨げられてしまっているケースが

多いようです。




「泣くな!」
「声がうるさい!」
「文句を言うな!」




など、一切の自己表現を否定されて

しまうと、感情を感じ取ることすら

できなくなってしまいます。

 

 


感情や欲求を感じ取れなくなることは、

生きている実感を得られなくなること

でもあります。


 

 

人は生まれ、死に向かいます。

その生と死の間にあるのが、

“生きてゆく”というプロセスです。

 


 

命の特徴は感覚とも言えます。

五官を通して感受された刺激、感覚

により、様ざまな感情が湧き起こり、

欲求が生まれ、行動が促されます。




生きてゆくということは、感覚に

基づき意識的に行動していくという

ことです。

 

 


ところが、感情を遮断された場合には、

反応的な生き方しかできなくなって

しまうのです。

反応的な生き方は、強迫的に同じ行動

を繰り返します。

その生き方は必ず痛みを伴います。

 


 

感情が感じ取れなくなるケースには

次のようなものもあります。

親自身が、感情表現がすこぶる不明瞭

という場合です。


 

 

父親に多いのですが、日常がほとんど

家族との直接的な言葉による会話が

なく、寡黙で感情の表出がないのです。




これでは子どもたちは、親の意思や

感情を読み取れなく、推測でしか対応

できず困惑してしまいます。


 

 

このような父親でも唯一「怒り」だけ

はあからさまにします。

そのため、子どもたちは、父親の怒り、

非難の意志しか明確に認識できなく

なるのです。


 

 

子どもはこうして、

適切なコミュニケーション手段を

学ぶことが出来ぬまま、沈黙回避

といった手立てでしか意思を伝える

ことができなくなってしまうのです。

しかし、当然ながら、ほとんどが

周囲からは見過ごされてしまいます。

 



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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい

のかを具体的にアドバイス致します

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