魂の病
2024年04月10日 07:12
現実生活の事実に関する知識を獲得して
いくのは人間の科学する心からです。
その事実に対して、価値判断や意味づけを
求めていくのは哲学する心からです。
よりよく人生を生きていくためには、
その両方の心作用が必要なのです。
意味や価値の創造は、「生きがいの創造」です。
生きがいに根拠を与えます。
人間を行動に駆り立てる動機づけとなる
ものは、この「意味」です。
生きていくことへの意味、自己存在の意味を
見いだせなくなった若者たちが、行動を止め、
自分の世界へひきこもっていくのです。
ひきこもる青年たちは、知性に問題がある
わけではありませんし、病理性が無いかぎり、
現実認識にも問題がありません。
そういった意味では、精神性に問題、障害
があるわけではないのです。
家族機能研究の第一人者である
精神科医の斎藤学先生
は、霊性の未発達と述べています。
心の問題というよりも魂の領域の問題です。
「わかっちゃいるけど、やめられない」という
のが、私たち人間の性ではないでしょうか。
霊性の未発達というのは、非常に単純素朴
な世界観で、自分の過去や将来を考える時
の選択肢が単一で代替物がない状態を
指します。
あらゆる出来事に対して、極めて平板な
捉え方しか出来ず、自縄自縛的な生き方
しかできないのです。
霊的な成長は、スキーマ(認識の枠組み)を
拡大し、体験の認知を深化させ、
出来事への意味づけの選択肢を増加させます。
子どもは、親がもっている霊性の発達以上
の発達は遂げることはできない
と言われています。
不登校、ひきこもりが、とどまり、身を隠す
という生き方しか選択できないでいる
この霊性の未発達から生じる
魂の領域の問題であり、精神性の問題
ではないことを明らかにしていく必要が
あります。
さもなければ、子どもたちの魂からの叫び
までもが、薬により封じ込められてしまうでしょう。
アーノルド・ミンデル博士の言葉をご紹介します。
「病は薬で治すものではなく、
病が私たちのあり方、生き方を治す薬なのだ」
*********************************************
家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
*********************************************