本当に困っているのは?
2026年01月15日 08:02
「わが子ながら困ったものです」
と、相談の場でよく聞かれます。
これは、親御さん自身が「困った」
と嘆いておられますよね。
わが子がひきこもっていることで、
世間体や現状の生活の不自由さに
困っておられるということです。
ここで考えて頂きたいことは、
家族が困窮していることは事実ですが、
一番困ってしまっているのは、
当事者本人だということです。
困った事態を抱え、
自力で解決できないでいるので、
ひきこもってしまって
いるのですから。
本人の「困った」を最優先で
改善していくべきです。
「ゲームやインターネットばかり
して、困っているようには見えない」
といった言葉が返ってきたことも
ありますが、本当にそれを
楽しんでいると思いますか?
そんなものでも
気を紛らわしておかなければ、
気がめいってしまいますし、
もっとひどくなれば狂って(ご乱心)
しまいかねません。
もし仮に、
何も困らず能天気にひきこもって
いたとしたら、
それこそ困り者です。
「働かなくても食っていけてますので」
「親が心配性なだけです」
「あれこれ言われると
やる気がなくなるから、
ほっといてほしい」
「自分で解決できるから」
これらを見過ごせますか?
こういった言葉が出てくれば、
現状認識力を疑わなければなりません。
いずれも30代の当事者たちから
出たものです。
年齢相応の現実検討が出来ていません。
本人は困っていることが無い
としても、
ほっておけない
大変な困った状態です。
本人たちは、
いくつかの問題を抱えています。
その中のひとつは、
どの当事者にも共通するものです。
それは、
現状の改善こそ望んではいても、
そのためには、
新たな取り組みが求められますが、
その取り組みがハードルが高いのです。
なぜなら、
うまくいかない(失敗)可能性も
あるからです。
失敗することでの傷つきを
避けたいからです。
失敗すれば、
望む状況は得られませんし、
周囲(特に親)からの評価が
怖いのです。
「頑張っても、
親のメガネに適わなかったら、
認めてもらえないから」
と、頑張ること自体を
避けていた青年もいました。
頑張ることを
実りの無い不毛な苦労と
捉えているのです。
だったら、現状に不満があっても、
このまま何も変わらないでいる
ことの方が、まだまし
といった具合です。
馴染んだひきこもり生活の方が、
まだ安心できるのです。
習慣とは、いと恐るべしです。
(了)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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