昼夜逆転の生活
2025年11月17日 07:03
ひきこもり当事者の生活スタイルで
よく聞かれるのが昼夜逆転です。
不登校の子どもの場合でも、
前の晩から
「明日も登校しない」が
前提となっており、
朝から起きる気配もありません。
他の家族はそれぞれ通勤などで
家を出て、結局本人は、
ゆっくり昼過ぎまで寝ている
といった状態ではないでしょうか。
当然、こういった生活ぶりが
続きますと、
さすがに「何をしてるんだ」と、
腹も立ち、
苦言のひとつも言いたくなります。
どうにかならないものかと、
よく相談されることのひとつです。
さて、どうしたものでしょう。
当の本人たちに尋ねますと、
「朝から起きてもやることないから」
という言葉がよく返ってきます。
確かに、
誰かと待ち合わせがあるじゃなし、
でかける場所があるじゃなし、
起きていてもしょうがないんでという
気持ちにはなるでしょう。
ですが、本音のところは、
世の中が一斉に動き出し、
気ぜわしくなる朝に、
自分だけがのんびりと構えても
いられないといった、
多少の申し訳なさ、気まずさから、
「穴があったら入りたい」と
穴(ふとん)にもぐりこんでいるのです。
深夜は逆に、世の中が寝静まり、
自分の存在が気づかれにくい時です。
ここが唯一、だれにも覚られず
落ち着いて活動できる時です。
今は、インターネットなどの便利な
時間を潰せる道具がありますから、
多くがパソコンの前で
朝方の就寝まで
時間を過ごすというわけです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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