ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

「原因」は必要ない?

2025年11月11日 07:19

ひきこもる原因には、

様々なことがあります。

この原因に対して、

「今さら原因を突きつめる必要はない。

今とこれからをどうするかを

考えていくべきだ」

と論じている傾向もあります。




これは、原因になる部分に

特定の人物(主に親)が関わっています

ので、「犯人探しをしても意味がない」

また、「過ぎた過去のことは、

今さらどうこうも出来ないことなので、

分かってもしょうがない」

といったことから、そう言われている

ようなのですが、これもまた、

当事者の青年たちが抱えている苦悩に

あまりにも無知な支援者の言い分です。




ひとつには、

本人に聞いても全てを答えてくれる

わけでもなく、分かりにくいから

ということもあるようです。




分かりにくいからといって、

原因は関係ないとするのは

如何なものでしょう。




そもそも、

本人ですら認識出来ていない苦悩

(出どころが分からない苦悩)

もあることすら理解していない

支援者もいます。




犯人捜しが無用であることは、

私もかねて述べていることでは

ありますが、

私の理由は、

上記に記したものとは違います。




犯人にされた方は、

いい気持ちがしないので、

した方と争いになりやすいですから、

避けた方が無難です(笑)。




犯人は、捜さなくても分かっています。

誰か?

家族全員です。

もちろん、家族には当事者本人も

含まれています。




だから、捜す必要がないんです。

お互い様だから、

責め合う必要がないんです。

互いが自己反省すれば済むことです。

その方が、腹もたちません(笑)。




原因を探ることの重要性は、

また改めて述べようと思いますが、

ここでは、

青年たちの「今(現状)」の意味

理解するためには、

過去(原因)を振り返ることがなければ

出来ないことであり、

これからに足を進めさせることも

不可能だということだけを

お伝えしておきます。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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