ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

「脱」ひきこもりのために必要なこと

2025年09月25日 07:28

家族トラウマによる「ひきこもり」

から脱するために必要なことは、

大きく二つあります。




「回復」「修正」です。




「回復」は、トラウマの痛みを和らげ、

傷の回復をしていく。

「修正」は、トラウマからの影響

によって、

できなくなってしまっている事や、

つい、しでかしてしまうことを

改善していくことです。




傷の痛みが和らいだだけでは、

影響は残っているのです。

もっと言うと、

ひきこもりが長期化すると、

後遺症というような状態が残り、

働くことが出来るまでの状態に回復

しても、その後も様々な生きにくさが

残ります。




ですから、

不登校やひきこもり問題は、

単に復学する、働くことが、

解決のゴールではありません。




当協会のこれまでの支援活動の中でも、

当事者本人へ一度も会っていない状態で、

ご両親への指導だけで、

数年ひきこもっていた青年が

働くようになった事例が複数例あります。




すると、

「先生のお蔭です。本当に

ありがとうございました。

お世話になりました」と言われて、

サポートを終了される親御さんも

いました。




働き出したことで、

解決したと勘違いされておられるのです。




中には、

十数年外出しない(家族が在宅中は、

部屋から一切出てこない)でいた

わが子が、当方の介入により、

部屋から出てきて対面ができただけで、

「本当にお世話さまになりました」と、

お礼を言われて

終わられた方もおられました。




いずれも、ひきこもる前の

「元に戻った」と

安心(?)されたわけです。




ひきこもり(不登校も)は、

そもそも「元」に問題があって、

そうなったわけですから、

元に戻っても仕方が無いんです。




つまり、

ひきこもりを招いたその青年の「元々」

に改善を要する問題があるのです。




ですから、

ひきこもる前の元に戻っただけでは、

再びひきこもりを招きかねません。

その点を改善していき、

ひきこもりを繰り返させない手当てが、

「修正」です。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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