はぎ取られた自尊心
2024年02月17日 06:55
これまでにもお話ししてきたように、
ありのままを否定されてきた子どもたちは、
本来の自分を見失っており、不適切な
アイデンティティを構築してしまっています。
健全な自己愛、アイデンティティ(自己存在
意義)の構築が妨げられ、
偽りの仮面(ペルソナ)をかぶり自己を欺き、
“空虚な存在”と化してしまいます。
そして、「乞い煩い」という“絆の病”に陥る
のです。
ありのままの自分に対する信頼感や
自尊心(セルフ・エスティーム)が高められてこそ、
他者に対して一貫した自己を保つことができ、
また積極的に信頼していく姿勢が生まれ、
共感という社会性の土台が築かれるのです。
自尊心をはぎ取られた子どもたちは、
さとられ不安、見知られ不安をかかえ、
もぬけのカラの自分をさとられてしまうことに
怯え、親密な関係になることに恐怖します。
その結果、人を遠ざけひきこもるのです。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
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