家庭で気をつかう子どもたち
2025年09月04日 07:12
親が子どもに対して
不健康で過剰なコントロールを
してしまいがちな
その背景にあるのは、
家庭内での立場関係です。
よく「家庭では子どもが優先的」と
聞かれたりしますが、
確かに子ども部屋はあっても、
両親のそれぞれの個室は
無いことが多かったり、
食事やチャンネル権も
子どもにある家庭の方が
多いかも知れません。
何かと子どもの言い分を
優先させているつもりになっている
親御さんも多いかも知れませんが、
やはり家庭の中では、
圧倒的に子どもの方が、
私たち親よりも、気をつかい、
心を配り、我慢していることの方が
実際は多いようです。
やはり、子どもにとっては
養育者である親の意に反する態度は、
リスクが大きいことを
自覚しています。
その典型が、虐待児童が
「僕が悪い子だから、
ママは僕を殴るんです。
ママは悪くありません」
と、周囲の大人たちから
母親を守ろうとするあの光景です。
親たちが「言いたいことは
何でも言っていいよ」とは言っても、
本当に言える状況を作るためには、
様々な配慮がかねてから必要です。
そうでなければ、
意図していなくても、
無言の圧力をかけて子どもの口を
封じてしまっています。
けっこう親たちは、
家の中で自由気ままにに
ふるまっているものです。
「子どもは親の言うことを
聞くべきだ」という思いが
どこかに常にあるからこそ、
無意識に子どもをコントロールして
しまうのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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