自分らしい生き方
2024年02月08日 07:20
前回述べたアイデンティティが確立されている
状態というのは、
「他者との社会的関係の中で自分は他人
とは違った独自の存在であることを認められる
とともに、自らの成育の過程を通じて、
自分は自分という一貫した自分らしさの感覚
が維持できている状態」を言います。
そこには、一貫性と持続性があります。
社会、集団という目を過度に恐れる背景
には、「自分らしさ」に向けられる遠慮容赦
ない評価に対しての恐怖心があります。
自分が何者かも分からないほどに自分を
認識できずにいれば、身の置きどころが
ありません。
また、自覚している「自分らしさ」が否定的
なものであれば、
評価の目に身をさらすことはできません。
人は、自己評価、自己認識、セルフイメージ
に相応しくふるまい、
相応しい環境になじみます。
それが居心地がいいのです。
ですから、不健全で、否定的な偽りの
アイデンティティを構築してしまっている場合、
日が入らぬよう窓を閉ざし、ゴミがあふれた
部屋にいることが、最も自分らしく、
また、価値のない人間であることを
実証するために、非生産的な生き方を
選んでしまうのです。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
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