意識的に生きる
2024年02月06日 07:18
ひきこもり問題から見えてくるものは、
「自分」というものの認識が
生きるうえでいかに重要かということです。
人は意志をもっています。
この意志をもって意識的に生きているか、
そうでないかで生きやすさの度合いが
違ってまいります。
意識的に生きていない状態はどういう
生き方かというと、
反応的な生き方です。
外界からの刺激に対して、
お決まりのパターンで反応します。
例えば、行動を起こす前に失敗を恐れ、
結果何も実行に移せないといったものです。
常に挑戦という刺激に対してものおじする
という反応を繰り返すのです。
人は人生のスタート地点から
いろんな条件づけがされています。
成長していく発達段階に応じた発達課題
というものがあり、最初の発達課題といえる
のが「基本的信頼感」なのです。
人生のスタート地点で、自分は求められ、
愛されていると実感し、周囲は安全で
信頼できると学ぶことができた人間は、
それが生き方の前提となり、
自分自身を信頼し、大切にすることができます。
この健全な自己愛が育てられなかった場合、
人は「自分らしさ」の感覚を得られず、
自分が誰かを他者に示すことが
かなわなくなるのです。
自身の生き方の前提になっているものを
認識し、意志の力で、パターン化された
反応を意識的に変えていくことで、
新たな生き方を創造できます。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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