ひきこもる若者たちにみえるもの
2025年08月07日 07:14
ひきこもりの青年たちの特徴として
見られるものをあげてみましょう。
1.負荷(ストレス)耐性、
欲求不満耐性の脆弱さ
2.失敗に対する恐怖心
3.自制心の欠如
4.反応(反射)的行動
5.衝動性と判断停止
6.環境変化への対処能力の欠如
ひとつずつ説明してみます。
1は、自分の思うようにならない
事態に対して、
割り切るということが苦手で、
少しでも我慢しなければならない
ことを過剰に避けたり、
実際にそれを強いられると、
途端に落ち込んだり、
逆に気分を荒げたりします。
様々なストレスに対して、
彼らはそれを自分に対しての攻撃
と受け止め、そのために
反撃に出るといった行動を
取る場合があります。
周囲からのアドバイスに対しても、
指示、命令と取り、強制的に
何かをさせられると受け取り、
4に示した反射的な反応を示します。
意思により判断し、
対応を選択するのではなく、
決まったパターンを繰り返す
条件反射です。
判断停止は、
思考を停止しているからです。
ひきこもりが長いほど、
考えることを止めます。
なぜなら、気分が塞ぎ辛いからです。
あれこれ考えれば辛くなるのです。
考えることを止めると、
行動が衝動的になってきます。
ひきこもるという行動自体、
衝動的な行動です。
「とりあえず隠れたい」
「姿を消したい」
「リセットして、元に戻りたい」
「恐怖から逃れたい」
という思いに衝き動かされ、
自室に閉じこもります。
2にあげるように、
特に失敗に対しては過敏に
なっており、
「一切の失敗を避けたい」
という思いから、
「そのためには一切何にも挑戦しない」
というひきこもり生活を選んだのです。
仕事の面接にも行けないのは、
「落ちたらいやだ」という
心配があるからです。
何事も実行する前から、
うまくいかないことを想定します。
面接も受けてないはなから、
職場での人間関係を心配する
若者もいます。
心配の種(失敗)を次から次へと
見つけ出すのです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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