ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

ひきこもりは発達障がい?①

2025年08月03日 07:16

そもそも人格は

どのように形成されていくのでしょう。



人格の形成に大きな影響を

与えるものが、環境因であることが、

クローズアップされてきています。



遺伝的なものを含めた、

先天的な素因が強いという

イメージがありますが、

その素因を引き出すのか、

抑え込むのかが

環境因によるのです。



特に「三つ子の魂百まで」

とも言われるように、

人生早期の愛着欲求の充足ぐあいが、

人格の核(コア)を生成します。



この時期のトラウマ、

アタッチメント(愛着)・トラウマは、

様々な影響を

人格形成において与えます。



近年、

発達障害(ADHD、アスペルガー等)

不登校やひきこもりの原因に

あげられることがよく聞かれますが、

私自身、当事者の青年たちの

自室で動けない状態から、

社会参加までに関わっている経験から、

とても違和感を感じていました。



あるひきこもり家族会でも

以前はさかんに、

人格障害だ、強迫障害だ、

社会不安障害だと言っていたのが、

最近はもっぱら

「ひきこもりは発達障害」

と言っていますし、



保健福祉行政などの

ひきこもりに関しての集まりに

参加しますと、

決まって精神科医、臨床心理士らが

精神疾患、障害の話の中に、

必ずと言っていいほど

発達障害の話を出されます。



病理、障害からのひきこもり(症状)は、

社会的ひきこもりの問題と

同列に扱うものではない

という考えで支援活動をしている

私どもとしては、

嫌悪感すら感じます。



その青年たちの

育ってきた背景に関しては、

全くといっていいほど話が出ません。




ですから当然、

解決のための話はありません。

「障害だから、治りません」

といった感じです。



実は、この発達障害の症状が、

アタッチメント・トラウマ(愛着障害)

の症状に極めて類似している

といったことが

一方で指摘されているのです。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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