親がなすべきことは?
2025年07月24日 06:36
どこを改めたらいいかのひとつとして、
子どものやる気、意志に依存していること
があげられます。
「子どもに相談に行ってみないかと
促してみたが、断られた」
という事がよくあります。
どうにもできないという理由にして、
そこで親までもが止まっています。
そもそも子どもが「はい、分かりました」
と言うはずもありません。
前へ踏み出せないからこそ
ひきこもっているのに、
何を考えているのか全く理解し難いです。
こういった態度にあれば、
長期化するのは当たり前の話です。
ひきこもりの早期解決のための要は、
本人よりも親御さんが先に動き、
本人が動けるための下準備、舞台づくりを
することです。
千両役者として本領発揮できる舞台
(環境・条件)を準備してあげなければ
ならないのに、いきなり本人を駆り出せば、
舞台稽古も不十分な大根役者のまま、
舞台(社会)から再びおっこちかねません。
もっと困ってしまうのは、
本人を不用意に連れてくる親御さんです。
「この子を何とかしてほしい」
という気持ちからでしょうが、
本人も出向いて来たということは、
ひきこもりから脱したいという気持ちが
多少なりともあるからです。
こちらは、当然本人に
具体的な解決策を提示し、
希望をもたせるように対応します。
結果、本人も安堵感から、
前進することの意欲を見せたのに、
当協会の指導方針として親御さんも
カウンセリングで自己変革(成長)を
進めてもらうことを促すと、
そのまま来られなくなる親御さんが
おられるのです。
帰ってから本人に何と言い訳しているのか、
はなはだ疑問です。
本人からすれば、希望を見せられた途端、
打ち砕かれるようなものです。
こういう酷い結果にならぬよう、
当協会では、本人が動ける状態でも、
最初は親御さんだけで
来て頂くようにしています。
ひきこもるという行動をとってしまうのは、
重たい荷物を一人で抱え込んでしまって
いるからです。
親御さんが一緒に抱えてあげることで、
重さは半減します。
自分の抱えている痛み(不安、怯え、焦り、
苛立ち)を親が理解してくれているという
安心感と合わせ、腰を上げ、前へ一歩足を
踏み出す勇気が出てくるのです。
そもそも荷物をわが子に抱えさせたのに
一役かっているのは、
親御さん自身でもあるのですから、
責任をもって一緒に抱えましょう。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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