わが家の通常
2025年07月18日 07:02
自覚が得られぬまま、
無意識的に影響を受けているものは、
そのままでは改善が困難です。
両親のかねての振る舞いから発せられる、
さまざまなメッセージは、
子どもたちをあらゆる方面から拘束します。
どのような家庭でも、
その家独特の家風やシキタリと
いったものがあります。
これらのものは、
その家では通常(当たり前)のことであり、
家族は誰も不自然さを感じません。
家族神話と表現される特有のルールや掟、
情緒的雰囲気は、
その影響が甚大にも関わらず、
ほとんどが無批判に受け入れられています。
通常が正常とは限らないのにです。
子どもがそのことに気づき、
異をとなえようものなら、
親たちは反射的にそれに抵抗を始めます。
分かり合えている問題のない家庭、
家族を装います。
家族のバランスを
モビールで私はいつも表現しますが、
「偽りの安定」を維持しようとするのです。
バランスだけでは、
我慢を強いる者と我慢をさせられる者
といった好ましくない安定が
日常化してしまう場合があります。
子どもからの異議申し立てにより、
このバランスが崩れることは、
親にとっては家内に混乱(アンバランス)を
招くものであり、
ただちに粛清しなければならないのです。
「ご乱心でござる」とばかりに、
子どもたちは正気を失ったと見なされ、
世間の眼から遠ざけられます。
親が間違いを認めない限り、
子どもたちは自分が正常であったことを
確信することがいつまでも出来ず、
ぬぐいされない自己存在の無意味さから、
それは生きることの無意味さにも
つながりますが、
意識下から一生つきまとわれるのです。
公式LINEはじめました。下記から友だち登録お願いします。
*********************************************
家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
*********************************************