自分の人生に責任をもつ
2025年06月24日 06:59
今回は、「責任」を逃れようとする
親の姿勢、態度を述べてみましょう。
ひきこもりが長期化する要因に、
現状に対する否認というものがあります。
この否認は、現実を直視出来ず、
事実を事実として受け入れられない状態
ですが、これは、
いわば自分の人生に責任をもたない
ということです。
「引きこもっている本人の問題だから、
どうすることもできない」という態度は、
親として責任をもっているとは言えません。
他人の子ではなく、わが子の問題
なのですから、私(自分)が責任をもつことは
当然のことです。
自分の人生に起こっていることは、
少なくとも原因の一端を
自分が作っています。
原因の無い結果はあり得ません。
責任を避けたがるのは、
「自分のせい」
「自分が悪い」
と言われているような気が
してしまうからでしょう。
責任があるというのは、
なにも「悪い」ということではありません。
会社の最高経営責任者は、社長です。
経営において責任があるということで、
社長が悪いと言っているわけでは
ないですよね。
家庭運営において、
責任があるのは親であることは、
当り前ではないですか?
自分が原因に関わっている自覚が
もちにくいのは、
原因には重層的に様々な条件や人が
関わっていることと、
原因と結果の間に長い隔たりが
あるからです。
昨日の飲み過ぎが今日の二日酔いに
つながったのは分かりいいのですが、
10年も前のことが今を作っているとなると、
その因果関係を認識するのは
難しいことです。
責任は「取る」というと、
意味合いが受動的です。
自ら積極的に「もつ」ようにしましょう。
責任転嫁していれば、
結局は自分の人生からしっかり責任を
取らされるのですから。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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