何が解決か?
2024年01月18日 06:50
変化を必要とする状態である「問題」を
解決していくためには、
その問題を自分のものとして受け止め、
自身が当事者であるという認識を
もたなければなりません。
自己責任というのは、そのことにおいて
自身が主体者、主導的決定権者に
なれるということです。
つまり解決者になれるのです。
主導的決定権者として、
“あるべき姿(状況・状態)”を明確化し、
現実(現況・現状)との差を明らかにする。
この差がまさに「問題」です。
差が大きければ大きいほど、
その状態が急を要する決して放置できない
問題だということです。
わが子の不登校、ひきこもりの現状を
ありのままに受け容れ、何が起こっているか
を知り、何をどう改善し、どういう状態に
導けば良いかを判断できなければなりません。
それが成った(差がなくなった)時、
問題が解決したということです。
“あるべき姿(状況・状態)”を明確にできる
ためには、問題の本質、「何が問題か?」
を把握することが求められます。
依存症に代表されるアディクションを
「否認の病」と表現します。
アルコール依存症の患者は、とかく自分が
ただの酒好きで、依存症だということを
認めたがりません。
また、飲酒以外の問題があることも
認めたがりません。
ひきこもり問題も同じです。
受容できず、否認することで、
長期化していきます。
現実への直視恐怖は、思考停止を招き、
現状を放置させてしまいます。
変化を拒み、昨日の過ごし方を今日も
繰り返し、昨年の生き方を来年も
繰り返します。
先の見えぬ結果の現出を恐れ、
かたくなに現状にしがみつきます。
動かぬ(変化させぬ)ことが、失敗や
過ちを決して招かぬと信じ込み、
見えない水面下で、取り返しのつかない
過誤に陥っていることに気づけないで
いるのです。
ためらわず変化を起こす!
それが、囚われからの脱出法です。
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
ひきこもり・不登校相談
なぜ起こったか、原因は何か、何から始めたらいい
のかを具体的にアドバイス致します
https://mbp-japan.com/fukuoka/search/area:40/genre:9:9009/
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