ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

生育環境が与える根源的不安感

2025年05月15日 06:46

前回述べた「思考停止」を招いてしまう

恐怖心や不安感がなぜそなわって

しまったのかをお話ししましょう。




それは、前々回にも述べましたが、

やはり10歳児ぐらいまでの生育環境が、

安心を得られにくいものだったからです。

 

 


具体的には、

親の情緒的な不安定さからくる

感情に任せた叱責や罵倒、

過干渉や支配的な関わり、

コミュニケーション不足、

無理解、ふれあいの不足、

両親間の不和(特にDV)、

親の慢性的な病気や

度重なる環境変化(転居など)、親の不在

などがあると、安定した環境を得られず、

自分が保護(守られている)されているという

実感を得られぬ状況から、

生きていくことに対して、

悲観的になってしまうのです。

 


 

恐怖感や孤立感は、

激しい心の痛みを伴います。

その痛みを和らげるために、

人は「怒り」にすり替えます。

激しい怒りを他者に向けることによって、

自分の無力感もまぎらわせようとします。




また、家族に依存し、世話をやいてもらう

ことで、安心を得るための自己治療

はかるのです。





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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

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