ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

何を優先させるか?

何を優先させるか?

2026年10月13日 06:44

当協会では、本人も連れて来れる


といったような場合でも、


最初は、親御さんのみに来て頂いています。




その理由は、


「自分だけが問題視されている」


といった意識で、


仕方なくついて来ているのでは、


ケアが進まないからです。




支援者と接触させる際には、


当事者自身が


現状に対する問題意識を


もっていなければなりません。




つまり、改善すべき状態があり、


自分自身で改善のための取り組みを


始めなければならないという意識、


ひきこもりを終わらせたいという意識です。




その意識をもたせるための


はたらきかけの期間が必要ですので、


慌てて急いで連れてくる必要はないのです。




親御さんは、


自分たちも当事者という意識をもって、


先ず自分たちが先に何をすべきかを


考える姿勢をもってください。




では、どうやって


その問題意識をもたせていくのか。


そういったところを


外部(第三者)から手ほどきを受けながら、


継続的に進めていくのです。




一度相談に行って、


そこで何か秘策を教えてもらえば


事態が解決すると思っておられる親御さんも


意外に少なくありません。




また相談に行ったからとて、


すぐに解決するわけでもないしと


出向くことすらしない


という方もおられます。




0か100か。


自分で考えるか、第三者に任せるか。


となってしまっていることが多いですが、


どちらか一方ではなく、


アドバイスを受けながら、


自分たちで実行していくのです。




いずれも、


継続的に関わっていきながら、


信頼関係を構築し、意識づけをはかり、


行動を促していく


といった視点が不足していることを


強く感じます。




そもそもこの“関わり”を見過ごしてきたため、


長期化が進んでしまったことに


気がついて頂きたいのです。




「本人が動かないから解決できない」


ではなく、


「親が動けば解決できる」


に意識を切り替えて頂ければ、


全国のほとんどのひきこもり現象は、


改善されていくでしょう。






1mのお箸では自分では食べられません。


でも、人には食べさせてあげられます。


互いが互いの口に長いお箸で


食べ物を入れてあげたらいいんです。




わが子が困っていることを


最優先で解決すれば、


親自身の悩みも消えます。




親自身の困りごとを優先すれば、


長い箸のように、


いつまでも口に入れる(安心する)


ことはできないのです。


(了)






本人が変わるのを待つ前に、家族から始められることがあります。


「本人が相談に行かないから何もできない」


と思われがちですが、


親御さんから始められる支援があります。

わが家にできる最初の一歩を考えてみませんか。


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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

ひきこもり・不登校相談

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