ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

本当に訪問は必要?

本当に訪問は必要?

2026年10月04日 11:43

「自宅に来てもらえるんですか?」


とお問い合わせがある場合があります。


わたしはいつも、


「必要であれば伺います」


とお答えしています。




つまり、すぐにお伺いすることは、


先ずありません。




当面は必要ないからです。


もっと言うと意味がないからであり、


安易な訪問はかえって状況を


悪化させてしまいます。




当面と申しましたが、


実際は多くが最後まで必要としません。


ひきこもり期間に関係なくです。




また、


「本人も言えば連れてこれると思いますが、


連れてきた方がいいですよね?」


と聞かれた場合でも、


「連れてこないでください」


と言っているくらいです。




もちろん


「本人がすぐにでもアドバイスが欲しいと


行きたがっています」


といったような内容でしたら、


了解しています。



こういったことが、


多くの当事者家族にとっては、


不可思議に映るようです。




私がこれまで


多くのひきこもり家庭と関わってきて、


一番お知らせしたいことは、




ひきこもりに


ピリオドを打たせるためには、


親御さんさえ動ければ可能だと


いうことです。


親御さんが先に動く“必要”があるのです。




「訪問してもらいたい」というのは、


親に代わって説得してもらいたい


ということです。




これは、


ひきこもりに至った原因を


まったく無視して、


現状だけを強引に変えよう(失くそう)


という行為になります。




「原因を本人が話すことは少ないし、


今さら原因を詮索するよりも


現状を改善すべき」


といったことを


まま聞くことがありますが、




原因を考慮しないまま


現状だけを改めさせるのは、


強引に学校に連れていくようなものです。




ますます心を閉ざし、


不登校がひきこもりや家庭内暴力に


発展する可能性が高いです。




「なぜここに至ったか」を


無視することは、


子どもの痛みへの寄り添いが


まったくないことです。




ひきこもるという行為で


家族に知らせているメッセージを


無視していることになるのです。


(続く)






本人が変わるのを待つ前に、家族から始められることがあります。


「本人が相談に行かないから何もできない」


と思われがちですが、


親御さんから始められる支援があります。

わが家にできる最初の一歩を考えてみませんか。


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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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