悪習慣による汚染
2026年06月22日 07:09
前回まで、習慣の改善といったことを
述べてきました。
この習慣というものは、
次世代(親から子)へと連鎖する
ものです。
反面教師という言葉もありますが、
これが意外に難しいもので、
気がついたら
あまり感心しかねることを
自身もやっているものです。
臨床心理学者の長谷川博一氏の調査で、
子ども時代に親から
身体的・精神的に虐待されたと
判定された人の内、
親になって自身が
わが子を虐待してしまったのは、
男子が約7割、女子が約8割で、
子ども時代に虐待されなかった人と
比べると、4割近くも
高い発生率であることが
報告されています。
なぜこのような結果が現れるのか
というと、習慣というものは、
慣れ親しんだものであるが故に、
いいも悪いも
衣服に匂いが染みつくように
洗い落とすことが困難なのです。
悪習慣は「汚染」とも言えます。
子どもにとって
慣れ親しんだということは、
それ以外を知らないということ
ですから、絶対的な影響力がある
ということなのです。
以前に、中1ギャップがきっかけで
不登校、ひきこもりとなって
しまった青年が
「わずか12年しか生きてきていない
自分には、それまでの体験だけでは
その環境変化に対処できるだけの
ものを持ち合わせていなかった」
と話してくれたことがありました。
この青年の場合、
それまでの発育過程で、
適応力を身に備えるための環境が、
あたりまえに与えられて
いなかったということです。
(続く)
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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀
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