ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

安心を与えるために

2026年05月27日 08:52

本人の習慣を

いきなり改善させることは

なかなかできません。

ですから、

先ず家族の習慣を

改善していく必要があるのです。




どのように何を

改善していけばいいかと言いますと、

この状態を招いてしまった

悪習慣の改善と、

本人に安心を与えるために

安全な環境を与えるための

習慣作りです。




先ず、安心できる環境を

与えるための習慣作りを

述べてみましょう。



青年たちが動けない

理由のひとつには、

社会生活を送ることへの

決心覚悟ができないでいる

といったことがあります。




これは「生きる力」の未成熟さ

からきています。




決心覚悟は、思い切る力です。

思い切るためには、

勇気も必要です。

この勇気をもたせるためには、

安心感が必要なのです。




ひきこもる青年たちにとっての

安心感というのは、

家族の理解です。




自分の今の状態に対して、

家族が批判的に見ていない。

理解して力になってくれようと

しているといった安心感です。




現状の改善のために、

何事かに取り組まなければ

ならないときに、

それがうまくいかず、

そのことで傷つく自分を

恐れています。




失敗しても、守ってくれて、

支えてくれる安心感が欲しいのです。

家族はどんな時でも

自分の味方であるといった

安心感です。




その安心感を与えていくためには、

批判的な態度で接している習慣

改善です。




ドア越しに説教がましい声を

かけるなどを控えることです。

逆に何も声をかけないことは、

自分に関心を払われていない

と思わせてしまいかねません。

つまり無視です。




実際、何のはたらきかけも

してこない父親に対して

「親父にとって、自分なん

かどうでもいい存在なんです。

関心ないんです」

といった当事者たちの声は

少なくないのです。



安心感は、信頼感から

もたらされます。

信頼感の回復、維持のためには

コミュニケーションは欠かせません。




このコミュニケーションは、

本人との間のはもちろんですが、

他の家族間での

コミュニケーションが大切なのです。

特に両親間です。



このわが子の一大事の折に、

両親間のコミュニケーションが、

建設的、発展的、創造的に

執り行われているか

ということです。



扉の向こうで両親の関係が、

騒々しく、あるいは冷ややかに

行われていますと、

部屋に閉じこもる子どもは

決して安心できず、

扉を開ける勇気は出せません。




夫婦の関わりの習慣を

先ず見直してみてください。


(続く)




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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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