ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

何から行うべきか

2026年05月11日 08:42

ニートやひきこもりへの支援は、

「自立」ということが

あげられています。




しかし、自立の前に

達成すべき課題があります。

何だと思いますか?

ご自身のお子さんで

考えられてみてください。




私はかねがね、

「対外的な生活がおくれていない

ということ以外には

何も問題はありませんか?」

と尋ねています。




つまり、

不登校や働いていない

といったこと以外に

問題がないかということです。

必ずありますね。




他者とコミュニケーションが

取れないどころか、

家族とも

決して充分と言えるような

コミュニケーションが

取れていないことがほとんどです。




数日どころか

数年声も聞いていない

というケースもあります。




食事、運動、睡眠といった

基本的な生活習慣が

きちんとなされていますか?




歯磨き、散髪、入浴、部屋の掃除

といった衛生管理はどうですか?




アトピーやアレルギーなど、

何らかの疾患があれば、

治療に対して

適切に行われていますか?

治療意欲がありますか?




どうです? 

なされていないことが

あるのではないですか?




そもそも

親に対して相談がなされることが

ありますか?




激しい訴えがある場合は、

それに対して納得し、

改善できていますか?




先ず本人に促していくことは、

「自立」といったことの前に、

「自律」なのです。

自律とは、セルフコントロールです。

誰に言われるまでもなく、

自身の意志で

行動を制御できる状態です。




不登校の生徒が

心療内科などに受診した場合、

あらかた診断されている病名に

「自律神経失調症」

といったものがあります。




ですが、

自律神経失調というよりも、

自律精神(意欲)失調であり、

もっと言うと、

「人間関係失調症」です。




自力で解決困難な

問題に遭遇した際に、

その解決のために

人間関係を活用する術をもたない

青年たちです。




あるいは、

抱えてしまった問題そのものが、

人間関係の失調を

起因としたものなのです。




ですから、

不登校やひきこもりの

本質的なところにある問題は、

「自律」セルフコントロール、

自分で自分の意思、感情、行動を

コントロールできなく育ってきて

しまっているということなのです。




このことを踏まえ、

真っ先に家族(親)が

行っていくことは何かを

次回から話していきましょう。


(続く)






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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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