ブログ《存在の痛みへの寄り添い》

ひきこもりで失うもの

2025年12月20日 06:51

津波や竜巻のように、ある条件が

そろった時に、その現象が発生し、

過ぎ去った後には、瓦礫の山。

元の状態に戻るための復興作業に、

それから多大なるエネルギーと

時間を要します。




ひきこもりも、

家から出ることが出来たから解決

でもありませんし、

出られるようになったから、

すぐに働けるといったわけでも

ないのです。



ひきこもりといった竜巻が

過ぎ去った後にも、

年数が長ければ長いほど、

うず高く積もった瓦礫の山が

あるのです。

この辺りの認識が、

まだまだ不十分なようです。



どういう条件がそろったことで、

わが子がひきこもってしまったのか。

元の状態に戻れるためには、

何を備えさせてあげなければ

ならないのかを、

ご家族は知る必要があります。


人は、群れの中で生息する生き物です。

群れから離れた生活(ひきこもり)を

長く続けると、様々なものが

欠落していきます。

あたりまえに出来ていたことさえ、

できなくなってしまいます。



出かけられるようになったから、

すぐに働けるではないのです。



昨今、不登校の増加から、

オンラインの学習法が推奨されて

いるようですが、勉強は別として、

生身の人間と関わっていくことなしに、

「生きていく力」は、養われません。



高学歴のひきこもり者たちは、

この「生きていく力」が、

身に具わらないできた結果なのです。



前回述べたように、

見たくないこと

そのままにしてしまっていたこと

それらが、「生きていく力」を

養えずにきた原因なのです。




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家族心理教育コンサルタント 中光雅紀

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